スポーツあれこれ by 星野恭子

ブラインドサッカーのブラジル代表が7月、「ホストタウン」岩手県遠野市で事前合宿を敢行。7月15日には同市国体記念公園市民サッカー場で、日本代表とトレーニングマッチも実現

「ホストタウン」って知ってますか?
<6月度まとめ>

※写真上:ブラインドサッカーのブラジル代表が7月、「ホストタウン」岩手県遠野市で事前合宿を敢行。7月15日には同市国体記念公園市民サッカー場で、日本代表とトレーニングマッチも実現

「あと1年」のカウントダウンが始まっている、東京2020大会ですが、開幕前の今から、選手を応援したり、触れ合うチャンスがあります。「ホストタウン」です。

東京2020大会に向けて、地方公共団体が「ホストタウン」としてそれぞれ、応援する参加する国や地域を登録し、大会前、大会中、そして大会後も継続して、相互交流を測って行こうという国の取り組みです。

6月末の段階で、全国で320件以上が登録されていて、すでに事前合宿の誘致やイベント開催などが始まっています。

▼首相官邸

ホストタウン一覧

その一つ、岩手県遠野市は、元々サッカー人気の高い土地柄を活かし、王国ブラジルのホストタウンになっています。そして7月中旬、ブラインドサッカーのブラジル代表が2週間ほど町に滞在し、強化合宿を敢行しました。来年の東京パラリンピックで「5連覇」を目指すブラジル代表にとって、「時差」や「住環境」などへの対応は欠かせません。

ということで、1年前のこの時期に来日し、さまざまなチェックをし、遠野市も町をあげて歓迎し、その「おもてなし」はブラジルチームに公表だったようです。さらに、日本代表とのトレーニングマッチまで実現しました。日本チームにとっても収穫の多い大会となったようです。

遠野市内のあちこちに、ホストタウンとしてブラジルを応援する旗やポップが

このトレーニングマッチの取材に行ってきましたので、詳しくはこちらの記事をお読みいただければと思います。

ブラインドサッカー日本代表、世界王者ブラジルとホストタウンの岩手県遠野市で強化試合。「僕たちがお手本とすべきチーム」(ノーボーダー/2019年7月29日付)

「本番」が刻々と近づくいま、ホストタウンでのイベント開催などもますます盛んになっていくことでしょう。ぜひ、上記の一覧をチェックしてください。あなたの住む町もホストタウンになっていて、もしかしたら思いがけない経験ができるかもしれません!

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<2019年6月度>
■寄稿:
⇒【陸上】東京パラまで1年。30回を迎えたパラ陸上の日本選手権で、期待の星が続々!(ノーボーダー/2019年6月3日付)

⇒【トライアスロン】トライアスリート秦由加子×上田藍。声援は「名前で呼ばれるとうれしい」(スポルティーバ/2019年6月8日付)

⇒【パラスポーツ】アーチェリーの4選手が東京2020パラへの出場枠獲得!など、パラ選手が国内外で躍動(ノーボーダー/2019年6月10日付)

⇒【パラスポーツ】パラアスリートの一瞬の輝きを写真や映像で伝える写真展が、東京・港区で開催中!(ノーボーダー/2019年6月17日付)

⇒【陸上競技/パラスポーツ】アメリカで歴史的な名称変更。「米国オリンピック・パラリンピック委員会」が誕生!(ノーボーダー/2019年6月24日付)

⇒【ボランティア】活躍する人・丸山 雅洋さん「ボランティアのきっかけづくりとしてスポーツ」(スポボラ.net/2019年6月28日付)


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『東京人 8月号』表紙

■雑誌:『東京人 』8月号 (都市出版/2019年7月3日発行)

・「テクノロジーが牽引するパラリンピック。」座談会:臼井二美男氏x及川晋平氏x久木留毅氏(p57-63)

・「スポーツとともに、健康で豊かな暮らしを。」スポーツ庁鈴木大地長官インタビュー(P78-79)

(kh)

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