2020東京パラ会場満員化へのヒント【4】
障害者と健常者がタスキをつなぐ「パラ駅伝」にみた、「これもあり!」
※写真上:聴覚障害のあるランナーから車いすのランナーへタスキをつなぐ。笑顔とやさしさがあふれた、第1回「パラ駅伝」より=2015年11月29日/東京・駒沢公園(撮影:星野恭子)
「パラ駅伝」というイベント、ご存知でしょうか? 耳慣れない名前ですが、実は、さまざまな障害のある人たちと健常者がチームを組んで1本のタスキをつなぐ駅伝です。先月末、2020年東京パラリンピックのピーアールも兼ねて駒沢公園で行われたのです。
今年はその第1回目で、11都県から19チーム、計171選手が参加。秋晴れのスポーツ日和のお天気も手伝って、なかなか楽しいイベントだったのですが、メイン会場となった陸上競技場には約14,000人の観客が集まったのです。この数字について、どう思われますか? 「20年大会パラ会場満員化」の視点から、このパラ駅伝の意義などについて考えてみました。