スポーツあれこれ by 星野恭子

ロンドンの観光名所のひとつ、タワーブリッジ。ロンドンマラソンではコース20キロ地点にあたる。(撮影:星野恭子/2017年4月)

ロンドンから、嬉しいニュース!
<3月度まとめVol.2>

※写真上:ロンドンの観光名所のひとつ、タワーブリッジ。ロンドンマラソンではコース20キロ地点にあたる。(撮影:星野恭子/2017年4月)

4月22日に行われたロンドンマラソンでは今年も、「世界パラ陸上ワールドカップ」が同時開催されました。昨年は私も取材に行っていましたが、今年は残念ながら日本から応援となったので、インターネットでレースを追いかけていたところ、嬉しい結果が!(記録、順位は大会サイトの速報値を参照)

まず、日本から10選手(男子6、女子4)が出場した視覚障がいの部では、女子T11/12クラスでリオパラリンピック銀メダルの道下美里選手(T12=弱視/伴走:青山由佳さん、志田淳さん)が3時間4分ジャストで、昨年につづき2連覇を達成しました!

レースは序盤から2位に入ったブラジル選手(リオパラ銅)とのつばぜり合いがつづきましたが、35キロ地点で1分差をつけ、フィニッシュでは6分以上ひき離す快勝です。

男子は、まず、T13クラス(弱視)で、世界大会初出場の高井俊治選手(単独走)が2時間38分23秒で初優勝を飾りました。序盤からトップに立った高井選手は徐々に後続との差を広げ、最後は2位のニュージーランド選手に7分以上の差をつける圧勝でした。

また、T11/12クラスでは、2016年大会優勝の熊谷豊選手(T12=弱視/単独走)が2時間39分10秒で銅メダルを獲得。また、昨年優勝の和田伸也選手(T11=全盲/伴走:中田崇志さん、村上康則さん)は2時間42分18秒で5位に入賞しました。優勝はスペインのアルベルト・ラソ(12=単独走)で、タイムは2時間28分49秒でした。

なお、車いすの部は、男子が西田宗城選手の7位(1時間31分25秒)が最高、女子は日本から唯一出場の喜納翼選手が10位(1時間52分19秒)でした。

ロンドンにしては気温が高めで、記録的には厳しい戦いとなったようですが、選手、伴走者の皆さん、お疲れ様でした!

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<2018年3月度Vol.2>
■寄稿:
⇒【ブラインドサッカー】ブラインドサッカーの新たな国際大会が日本で初開催。初代王者は?(スポルティーバ/2018年3月20日付)

⇒【ブラインドサッカー】ブラインドサッカー国際大会、日本は5位。見えた課題と可能性(ノーボーダー/2018年3月26日付)

IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2018特集号

⇒【ブラインドサッカー】IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2018特集号:応援しよう!進化する「高田ジャパン」(朝日新聞/2018年3月18日発行)


『Event Biz Vol.10』

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■雑誌寄稿:『Event Biz Vol.10』特集・走れ地方再生:地域が育て、地域を活性化させる「オーイタ」(ピーオーピー/2018年2月28日発行)


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『ルールと見どころ! オリンピック・パラリンピック全競技』

■共著:『ルールと見どころ! オリンピック・パラリンピック全競技』第6巻:パラ陸上競技 車いすテニス ボッチャほかパラリンピック競技(ポプラ社/2018年4月2日発行)

(kh)

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