スポーツあれこれ by 星野恭子

「誰にも開かれたフラットなお寺」を目指す築地本願寺と、「新たなファン獲得」を願う日本パラ・パワーリフティング連盟の思いが結実し実現した「お寺でパラ・パワーリフティング大会」

今こそ、チャレンジのとき
<2023年1月まとめ>

※写真上:「誰にも開かれたフラットなお寺」を目指す築地本願寺と、「新たなファン獲得」を願う日本パラ・パワーリフティング連盟の思いが結実し実現した「お寺でパラ・パワーリフティング大会」

2013年の東京2020パラリンピック開催決定を機に、パラスポーツへの関心や注目が一気に高まりました。

2021年に開催された大会自体はコロナ禍の影響をもろに受け、事前の関連イベントは軒並み縮小、本番もほぼ無観客で開催されたので、残念ながら、盛り上がりは期待を下回ってしまったと思います。

それでも、選手たちの活躍もあり、日本におけるパラスポーツの存在感は確実に高まりました。競技ごとのバラツキはあるものの、確実にファンは増えています。

この状況を今後につなげ、さらに発展させていこうと、各競技団体や選手たちはさまざまなチャレンジを続けています。

上の写真で紹介した、パラ・パワーリフティングもその一つ。国内最高峰の今年大会を初めて、仏教施設の築地本願寺で実施しました。同寺でも、パラスポーツはもちろん、スポーツの公式戦を開くのは初めて。それでも、「新たなファン層を獲得したい競技団体」と、「誰にも開かれたフラットなお寺を目指す」という両者の思いが合致しての大会開催となりました。実際の大会の模様は下記をご参考ください。

(参考)⇒

[第23回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会]チケット完売! 築地本願寺でパラ・パワーリフティング。阿弥陀如来の眼下で日本一決定戦を開催!(パラスポ+!/2023年2月7日付)

他にも、エンターテイメント性などを高めたトップリーグを新設したブラインドサッカーや、国内大会で有料化に挑み、約3,000人の観客を集めた車いすバスケットボールなど、さまざまなチャレンジが見られます。

(参考)⇒

[LIGA.iブラインドサッカートップリーグ] リーガアイ、初代王者は埼玉T.Wingsに。普及と強化のための希望と課題(パラスポ+!/2022年10月14日付)

(参考)⇒

「車いすバスケ新時代」を感じさせた天皇杯。鳥海選手率いるパラ神奈川が22大会ぶりに優勝!(パラスポ+!/2023年2月24日付)

パラスポーツも、選手たちが自身の限界に挑むだけでなく、「観て楽しめる大会」を目指し、取り組んでいます。

「百聞は一見にしかず」です。ぜひ、機会がありましたら、リアル観戦で、パラスポーツの今を体感ください!

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<2023年1月度>
■寄稿:
⇒【ゴールボール】[2022 IBSAゴールボール世界選手権]大奮闘のオリオンJAPAN男子は過去最高ながら6位。悔しさをバネにさらなる飛躍を誓う(パラスポ+!/2023年1月6日)

⇒【パラスポーツ】パラスポーツを楽しもう! 主な大会・イベント情報~1月開催分(ノーボーダー/2023年1月6日付)

⇒【車いすバスケットボール】車いすバスケのクラブチーム日本一決定戦、3年8カ月ぶりに開催へ。メダリストたちも多数参加!(ノーボーダー/2023年1月13日付)

⇒【ロービジョンフットサル】 ロービジョンフットサル日本選手権でCA SOLUA葛飾が初優勝!~あなたはこんな見え方でフットサルをできますか?(ノーボーダー/2023年1月20日付)

⇒【パラスポーツ】[サントリー チャレンジド・スポーツ:アスリート奨励金]サントリーが若きパラアスリートの夢を後押し! 全国の66人、34団体に奨励金支給(パラスポ+!/2023年1月22日)

⇒【パラスポーツ】絶対王者が、王者のまま現役引退。「最高の車いすテニス人生でした」 +パラスポーツを楽しもう! 主な大会・イベント情報~2月開催分(ノーボーダー/2023年1月27日付)


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■ラジオ出演:
マイあさ!8時台海外スポーツ:車いすテニス・国枝慎吾選手引退(NHK/2023年1月31日)

(kh)

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