スポーツあれこれ by 星野恭子

コロナ禍でパラスポーツ公式戦再開第1号として「第 31 回日本パラ陸上競技選手権大会」が9月5日から6日にかけて開催された。会場は座席数15,000席以上の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(埼玉県熊谷市)だったが、新型コロナウイルス感染防止対策のため、無観客での開催に。また、報道陣も記者はスタンドから、撮影もグランドレベルでは人数が制限された。

パラスポーツ大会も再始動。一歩一歩……
<8月度まとめ>

※写真上:コロナ禍でパラスポーツ公式戦再開第1号として「第 31 回日本パラ陸上競技選手権大会」が9月5日から6日にかけて開催された。会場は座席数15,000席以上の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(埼玉県熊谷市)だったが、新型コロナウイルス感染防止対策のため、無観客での開催に。また、報道陣も記者はスタンドから、撮影もグランドレベルでは人数が制限された。

新型コロナウイルス対策で長く自粛されていたパラスポーツ大会でしたが、ようやく9月上旬、再開第1号の公式戦として、日本パラ陸上競技選手権大会がさいたま県熊谷市で開催されました。

もちろん徹底した感染防止対策がとられました。無観客、審判やボランティアも約3割減、報道陣も人数制限や取材規制など、過去の大会とは全く異なる運営体制で行われました。

⇒【参考】パラ公式大会もリスタート! パラ陸上日本選手権が開催。「東京パラ成功のエビデンスに」(ノーボーダー/2020年9月7日付)

「来年のパラリンピック成功に向けて、エビデンスを求めるための第一歩。とにかくクラスター(発生)を避けたい」と日本パラ陸上競技連盟の三井利仁理事長。

それでも、選手たちは「久しぶりのレース」で躍動。世界新やアジア新など好記録も多数生まれました。自粛期間中も、モチベーション高くトレーニングを続けてきた様子がうかがえました。

また、国際大会としては8月末から9月中旬にかけ、テニスの全米オープンも「バブル方式」と呼ばれる徹底した感染防止対策のなか、無観客で開催されました。

車いすテニスの部に出場し、男子シングルスで5年ぶり7回目の優勝を飾った国枝慎吾選手は「大会規模が違うので単純比較はできないが、(来年の)東京大会開催への一歩になると思う」と話し、「バブル方式」での体験を20~30項目にわたって東京2020大会組織委員会と共有したと言います。

国内外から不特定多数の人々が集まる東京2020大会開催に向けては、課題は少なくないし、有効な治療法もワクチンもない現時点では、感染防止対策にもまだ絶対はありません。

とはいえ、慎重に、でも思い切って大会を開催しながら可能性を探っていくことがきっと未来につながると思います。

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<2020年8月度>
■寄稿:
⇒【陸上】オンラインセミナーで熱いトーク。「義足で走ることが当たり前の社会に」(ノーボーダー/2020年8月3日付)

⇒【東京2020/テコンドー】東京パラ、来夏も「同一日程、同一会場」で。テコンドーの田中光哉選手、「明確に照準が定まった」(ノーボーダー/2020年8月3日付)

⇒【車いすバスケットボール】日本バスケ界一丸のイベント開催!「車いすバスケの新しい時代の幕開け」(ノーボーダー/2020年8月17日付)

⇒【水泳】東京パラ1年前――メダル候補のスイマーたちが意気込み。「元気な社会への第一歩を」(ノーボーダー/2020年8月24日付)

⇒【ボランティア】延期の1年間を有効活用! 東京2020都市ボランティア対象のセミナーが開催(ノーボーダー/2020年8月31日付)


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■雑誌連載:

『月刊・石垣8月号: パラリンピックのチカラ』=P46「File.11 選手を支える裏方から世界を目指すアスリートへの転身 テコンドー 田中光哉選手」(日本商工会議所/2020年8月10日)

⁂「パラリンピックのチカラ」連載バックナンバー

(kh)

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