目標の存在が、引き出す力
<2020年7月度まとめ>
※写真上:7月23日から26日までブラインドサッカー男子日本代表チームが強化合宿を行った東京都葛飾区の奥戸総合スポーツセンターの陸上競技にディスプレイされていた「TOKYO2020」の花文字。ピッチ上では、梅雨空の蒸し暑いなか、久しぶりのフルメンバーでの練習に選手たちが躍動していた。
新型コロナウイルスの感染拡大はまだ止まらず、終息も見えませんが、それでも「スポーツのある日常」は少しずつ戻ってきて、東京パラリンピックを目指す多くの競技団体もすでに練習会や合宿などを再開させています。
感染防止対策のため規制もさまざまあるなか、私たちメディアの取材も徐々に許されるようになってきて、選手の声を聞いたり、姿を見ることができるようにもなってきました。
多くの選手たちから聞かれた声で印象深いのは、「東京パラリンピックが中止でなく、延期でよかった」という安堵の声です。それぞれが新たな目標に向けて、力強い決意とともにリスタートしていました。
ブラインドサッカーの川村怜主将は、「また1年、準備できる。成長した姿で戦えると思うので、この1年を大事にしたい」、車いすラグビーの池透暢主将は、「振り返ったときに『よくやった』と納得できるように、来年の8月まで突っ走っていきたい」、テコンドーの田中光哉選手は、「私自身の挑戦する姿を通して、競技の力強さや魅力を伝えていきたい」
目標ができると、アスリートは強い! そんな思いを今、改めて実感しています。
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<2020年7月度>
■寄稿:
⇒【パラスポーツ】日本パラスポーツの聖地、大分・別府に、体験型資料館「太陽ミュージアム」がオープン!(ノーボーダー/2020年7月6日付)
⇒【マラソン】ブラインドマラソン青木洋子は有森裕子の言葉で奮起「パラ五輪を目指す」(スポルティーバ/2020年7月6日付)
⇒【ゴールボール】ゴールボール・浦田理恵が代表落ちから新境地「自分を試すチャンス」(スポルティーバ/2020年7月6日付)
⇒【東京2020】2020組織委、延期に伴う東京パラの新たな位置づけやロードマップを発表(ノーボーダー/2020年7月13日付)
⇒【卓球】パラ卓球で5選手が東京パラリンピック代表に内定。日本の内定選手は10競技51人に(ノーボーダー/2020年7月20日付)
⇒【ブラインドサッカー】ブラインドサッカー日本代表、感染防止徹底して合宿。川村主将「さらに成長した姿で戦えるように」(ノーボーダー/2020年7月27日付)
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■雑誌連載:
⇒『月刊・石垣: パラリンピックのチカラ』P19「File.10 水彩都市・江東区の期待を力にカヌーの金メダルへ一直線! カヌー 瀬立モニカ選手」(日本商工会議所/2020年7月10日)
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■雑誌寄稿:
Vol.7 動け!パラスポーツ
⇒パラスポーツマガジンVol.7(実業之日本社/2020年7月31日)
・P40-43: パラテコンドー太田渉子 冬季メダリストの次なる世界 日本代表としての誇りと決意
・P56-59: 岡山から世界‐WACが描く東京パラの先
・P64-67:「指点字ツール」で視覚と聴覚の二重障がい者にもスポーツを自由に楽しむ時間を
Vol.7 動け!パラスポーツ