スポーツの火は消さない、消えない
<2021年4月まとめ>
※写真上:5月21日から23日まで横浜市で開催された「ジャパンパラ水泳競技大会」では、東京パラリンピック代表内定を決めている山口尚秀選手が大会初日の100m男子平泳ぎ知的障害クラス(SB14)の予選で自らのもつ記録を0.13秒縮める、1分4秒ジャストで世界新記録を樹立!「東京パラリンピックでは、3秒台を出したい!」
4月から5月は、久しぶりに大会取材の機会が多い期間でした。陸上競技、水泳、車いすラグビー、ボート、車いすバスケットボール、パラトライアスロン、そして、冬競技のアルペンスキーまで! 残念ながら、リモート取材のみの大会もいくつかありましたが、6競技のべ17日間。選手たちが躍動する姿を見ることができました。
大会も基本的に無観客開催でしたが、ほぼすべてオンラインでのライブ中継が行われていました。これまで観戦チャンスがなかった人にもリーチできる可能性も広がっていると思います。
ただし、選手のなかには緊急事態宣言下で練習施設が閉鎖されるなどで練習環境に苦労していたり、さまざまな要因で出場自体が難しく欠場した選手もいました。コロナ禍での地域差などは依然としてあり、まだまだ異例の事態であることを再確認した期間でもありました。
さて、5月21日~23日に横浜市で熱戦が展開された「ジャパンパラ水泳競技会」は水泳の東京パラリンピック日本代表選考会も兼ねていました。翌24日には代表内定27選手(クラス分けのため、保留4名含む)が決定しています。
⇒【水泳】東京パラリンピックの水泳日本代表に、27選手が内定!(ノーボーダー/2021年5月24日付)
さらに、5月30日からはブラインドサッカーの国際公式戦、「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ2021 in 品川」も開幕。東京パラ出場国8チーム中5チーム(日本、アルゼンチン、スペイン、タイ、フランス)が集結、こちらも熱い戦いが期待されます(無観客/全試合ライブ配信)。
▼大会サイト
https://www.wgp-blindfootball.com▼ライブ中継チャンネル
https://www.youtube.com/playlist?list=PLDpXzKCObxj_O3-bfm3wPLPs20P_beUI大会は「バブル方式」で感染症対策を徹底させて開かれますが、この時期に海外からチームを招へいして国際大会を開くことについて、社会に対する説明も徹底させながらのチャレンジでもあります。
▼「ブラインドサッカーワールドグランプリ」開催について
https://note.com/jbfa_b_soccer「スポーツをしていてよいのか」「安心・安全な大会はできるのか」ーーそんな葛藤も抱えながら、さまざまな競技団体やアスリートたちによる「スポーツの火を消さない」挑戦は続いています。
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<2021年4月度>
■寄稿:
⇒【車いすラグビー】車いすラグビー、悲願の金メダルへ着実に前進中(ノーボーダー/2021年4月5日付)
⇒【ボランティア】パラリンピックで社会は変わるー今こそ、未来を思ってワクワクしよう~根木慎志さん(日本スポーツボランティアネットワーク/2021年4月9日付)
⇒【アーチェリー】パラアーチェリー東京パラリンピック代表最終選考会で、新たに4選手が内定!(ノーボーダー/2021年4月12日付)
⇒【アルペンスキー】アルペンスキーの北京冬季パラ・プレシーズンが終了。村岡選手、森選手が好調ぶり示す(ノーボーダー/2021年4月19日付)
⇒【東京2020大会】アスリートが「オリパラ一体」で心ひとつに連携。選手による情報発信を強化へ(ノーボーダー/2021年4月26日付)
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■雑誌連載:
⇒『手をつなぐ』<みんなで応援しよう!東京2020パラリンピック>
P45「file.11 ピンチをチャンスに、リスタート!」(全国手をつなぐ育成会連合会/2021年4月1日発行)
⇒『月刊・石垣』<パラリンピックのチカラ>
P39「File.19 10m先の標的はわずか0.5㎜ さらにその“先”までも狙い定める 射撃 佐々木大輔選手」(日本商工会議所/2021年4月10日発行)
「パラリンピックのチカラ」
連載バックナンバー
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■講演:⇒『パラスポーツを楽しもう!~東京パラリンピックに向けて』(千葉・雑学大学院燦燦会/2021年4月9日)