スポーツあれこれ by 星野恭子

東京オリンピックの陸上・マラソンと競歩は北海道札幌市で行われる。最寄りの新千歳空港ロビーには、大会ロゴが掲示されていた。

今こそ、広い視野と深い思考で
<2021年6月まとめ>

※写真上:東京オリンピックの陸上・マラソンと競歩は北海道札幌市で行われる。最寄りの新千歳空港ロビーには、大会ロゴが掲示されていた。

7月23日の開会式を前に、21日のソフトボール予選、日本対オーストラリア戦から、東京オリンピックがスタートしました。

無観客となったため観客席はガラガラ、始球式を任された地元中学生バッテリーの勇姿を、ご両親でさえ間近で観戦できない現状…。いろいろ思うところはありました。

でも、福島県の抜けるような青空のもとで展開された文字通りの「熱戦」と、時おりテレビ画面に映し出される選手たちの笑顔に、「スポーツのチカラ」を感じました。

また、テレビ中継のなかで、オーストラリアチームがこの日まで約1ヵ月半、群馬県の太田市で長期合宿を張っていて、現地の皆さんとの交流や感謝の思いなども紹介されていました。

コロナ禍を受け、ホストタウンとして合宿の受け入れを断念せざるを得なかった町が圧倒的だったなか、太田市も難しい決断だったろうと思います。でもきっと、この経験は地元の人や子どもたちの胸に、素敵な思い出や自信となって刻まれたことと思います。

こうした国際交流もオリパラの大きなレガシーとして期待されていました。この機会が多くの町で失われてしまったことは残念でなりませんが、太田市の他にもひっそりと、でもしっかりとホストタウンの役割を果たしている町もいくつかあります。気苦労も多いなか、アスリートたちの活躍を願って支えてきた大勢の人たちや、大会を支えるボランティアやスタッフの皆さんにも思いをはせながら、9月5日の東京パラリンピック閉会式まで「暑い、熱い夏」を楽しみたいなと思います。

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<2021年6月度>
■寄稿:
⇒【ブラインドサッカー】ブラインドサッカー日本代表、ワールドグランプリで過去最高の準優勝。「悔しいより、もったいないゲーム」(ノーボーダー/2021年6月7日付)

⇒【ブラインドサッカー】Santen IBSA ブライント゛サッカーワールト゛ク゛ランプリ 2021 in 品川ブラインドサッカー日本代表、2年ぶりのワールドグランプリで示した、確かな進化と可能性(パラスポプラス/2021年6月11日付)

⇒【バドミントン】パラバドミントン、東京パラ日本代表内定選手が会見!(ノーボーダー/2021年6月14日付)

⇒【車いすラグビー/車いすバスケットボール】車いすラグビー、車いすバスケ男女の東京パラ日本代表推薦選手が決定!(ノーボーダー/2021年6月21日付)

⇒【自転車】パラサイクリング、東京パラ日本代表への推薦4 選手が決定!(ノーボーダー/2021年6月28日付)


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■雑誌連載:
『手をつなぐ』
<みんなで応援しよう!東京2020パラリンピック>

P45「file.13 夢舞台に向かって、ただ、前へ!」(全国手をつなぐ育成会連合会/2021年6月1日発行)


『月刊・石垣』<パラリンピックのチカラ>

P39「File.21 故郷で迎える晴れ舞台。支えてくれた人たちに、結果で恩返しを! 自転車 杉浦佳子選手」(日本商工会議所/2021年6月10日発行)
「パラリンピックのチカラ」

連載バックナンバー

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■ラジオ出演:
ニッポン放送:鈴木亮平Going-Up(ニッポン放送/2021年6月25日)


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■講演:⇒『パラスポーツを楽しもう!~東京パラリンピックに向けて』
市川・雑大燦燦会/2021年6月2日)

(kh)

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