スポーツあれこれ by 星野恭子

昨年10月下旬に中国・杭州市で開かれた第5回アジアパラ競技大会の閉会式から。次の第6回大会は2026年10月に愛知県と名古屋市との共催での開催が決まっている。日本での開催は初となる。

「33回目のオリンピアード」がスタート!
<2023年12月まとめ>

※写真上:昨年10月下旬に中国・杭州市で開かれた第5回アジアパラ競技大会の閉会式から。次の第6回大会は2026年10月に愛知県と名古屋市との共催での開催が決まっている。日本での開催は初となる。

2024年が幕を開けました。今年は夏にパリで、33回目の夏季オリンピックと17回目の夏季パラリンピックが開かれます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、「オリンピアード」という言葉はご存知でしょうか? 夏季オリンピック開催年を起点とする「4年間」を単位とする暦のことで、今年は「第33次オリンピアードの初年度」となるそうです。

オリンピックが終わると「一つの節目」といった感がありますが、逆にオリンピックイヤーから新たな歴史を刻んでいくという形なんですね。

パリでオリンピックが開かれるのは3回目。1900年の第2回と1924年の第8回、そして今年は100年ぶりの祭典ですが、過去2回と異なるのは、初めて一緒にパラリンピックが開かれることです。

パラリンピックの第1回は1960年ローマ大会で、以来、 4年に1度、オリンピックと同一年に開かれています。ただし、オリンピックと同一都市での開催が正式に始まったのは1988年の第8回ソウル大会からです。

「パラリンピアード」という暦はありませんが、パラリンピックも回を重ねるごとに、たしかに歴史は作られています。東京パラリンピック時には、「オリパラ一体」の考え方が新たに生まれ、未曾有のコロナ禍で初の延期&無観客開催を乗り越えました。

今年は強いて言えば、「17回目のパラリンピアード」。この先の4年間で、どんな歴史が作られるのか楽しみですし、私自身も少しでも関わっていけるよう努力したいと思います。

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<2023年12月度>
■寄稿:
⇒【ゴールボール/ ブラインドサッカー】ゴールボール女子日本代表、ブラインドサッカー男子日本代表、パリパラリンピック出場が決定!(ノーボーダー/2023年12月1日付) *現在、リンクなし

⇒【マラソン】伝統の大分国際車いすマラソンで、重ねられた歴史と新たな歴史(ノーボーダー/2023年12月8日付)

⇒【ゴールボール】[2023 IBSAゴールボールアジアパシフィック選手権大会]ゴールボール日本女子、苦闘の果てにパリパラリンピック出場権獲得!「ようやくスタートライン」と歓喜(パラスポ+!/2023年12月11日付)

⇒【ゴールボール】[第4回 アジアパラ競技大会/ゴールボール男子]ゴールボール男子、アジアパラで過去最高の銀! パリでの飛躍につながる確かな手ごたえと課題とは(パラスポ+!/2023年12月12日付)

⇒【柔道】視覚障害者柔道の国際大会が東京で開催。瀬戸勇次郎の金など日本勢メダル5個獲得 (ノーボーダー/2023年12月15日付)

⇒【パラスポーツ】パラスポーツを楽しもう! 主な大会・イベント情報~1月開催分(ノーボーダー/2023年12月22日付)

⇒【陸上競技】⇒[第54回防府読売マラソン]防府読売マラソンでブラインドランナーも快走! 視覚障がい男子は高井俊治が3連覇、同女子は近藤寛子が初制覇(パラスポ+!/2023年12月30日付)

⇒【陸上競技】⇒パリパラリンピック 夢はまだ終わらない:パラ陸上井谷俊介(後編)(エンゲート/2023年12月30日付)

(kh)

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