大切なのは、歩みをとめない気持ちと
前に進む工夫
＜2021年1月まとめ＞
※写真上：2月上旬に千葉市で開催されたゴールボール大会は無観客開催だったが、全試合がオンラインでライブ配信された。視覚障害のある選手たちにとって「声援」は大きな励みになるが、「ふだん会場に来られない人にも、YouTubeを通して観戦してもらえるチャンス」と前向きな声が聞かれた。
緊急事態宣言が再び発令され、中止、あるいは延期される大会・イベントがあいつぐなか、今年初の現場取材となったのが、1月30日～31日に開催された、パラ・パワーリフティングの全日本選手権でした。都心の5階建てのスポーツセンターが会場でしたが、コロナ対策を徹底させるため無観客開催で、試合はオンラインでライブ配信という形式で実施されました。
迫力や臨場感という意味では会場での観戦に分がありますが、オンラインなら遠隔地からでもアクセスができ、プロモーションしだいではより多くの“観客”を集めることも可能でしょう。パラ・パワーリフティングは競技の特性もあり、オンライン配信との相性もよく、選手の表情にグッと迫るなど魅力的な見せ方が工夫されていました。詳しい解説で競技ルールや選手の特徴なども分かり、初めて観戦した人も十分楽しめたのではないでしょうか。
これまで、より多くの人に見てもらうための仕掛けがなかなかできていなかったパラスポーツですが、コロナ禍でオンライン配信にチャレンジし、少しずつ広がっていることはとてもよい傾向だと思っています。
なお、もしパラ・パワーリフティングに興味を持たれた方は、大会のアーカイブ画像が公開されていますので、ぜひ！
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＜第21回全日本パラ・パワーリフティング 国際招待選手権大会＞
▼1日目 アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?t=853&v=eMSrUY7udi0&feature=youtu.be▼2日目 アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=yXofsGnCmC4&feature=youtu.be（大会リポート）⇒“上半身だけの力比べ”、パラ・パワーリフティングの全日本選手権で熱戦展開！（ノーボーダー／2021年2月1日付)
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2月上旬に千葉市で開催されたゴールボール大会の取材現場での「新しい日常」のいろいろ。左から、＜換気＞インタビューゾーンに設置された大型扇風機、＜密回避＞距離の警告看板、＜消毒＞抗菌剤入りおしぼり機
コロナ前とはかなり異なる取材スタイルで、選手や関係者と気軽に話ができない不便さはありますが、マイナス面ばかりではありません。ライブ配信映像で、これまでの記者席からは見えにくかった選手の表情やバーベルの傾きなども見ることができ、また、視聴者と同じ、詳しい競技解説がきけることで情報収集もできました。
今後、コロナの感染状況がどう変化していくかはまだ分かりませんが、変化には柔軟に対応し、また、必要に応じて変化することも恐れず、新しいスタイルとともに前に進んでいきたいと思います。
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＜2021年1月度＞
■寄稿:
⇒【パラスポーツ】2021年は、パラスポーツを“リモート”でも楽しもう！（ノーボーダー／2021年1月4日付)
⇒【マラソン】第21回日本視覚障がい者マラソン選手権大会～防府読売マラソンで記録ラッシュ！ ブラインドランナーたちが示した強さと可能性（パラスポ＋／2021年1月9日付)
⇒【スポーツボランティア】気軽な気持ちで、やってみよう！ 活躍の場はきっとある（日本スポーツボランティアネットワーク／2021年1月15日付)
⇒【パラスポーツ】コロナ「第３波」の影響で、パラスポーツ大会などの中止・延期が相次ぐ（ノーボーダー／2021年1月18日付)
⇒【ボッチャ】ボッチャ日本代表の村上監督が会見。「強化は順調」（ノーボーダー／2021年1月25日付)
⇒【パワーリフティング】第21回全日本パラ・パワーリフティング 国際招待選手権大会“腕自慢”たちの力くらべ、パラ・パワーリフティングって、面白い！（パラスポ＋／2021年1月26日付)
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■雑誌連載：⇒『月刊・石垣： パラリンピックのチカラ』
=P37「File.16: 武器は圧倒的なスピード！ 「速いバスケ」を目指す日本代表の要 豊島英選手 (日本商工会議所／2021年1月10日発行)
「パラリンピックのチカラ」
連載バックナンバー
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■新聞寄稿：⇒『新潟日報 Otona+』
1~3面「東京パラ出場賭け挑戦ーブラインドマラソン 堀越信司選手」（新潟日報／2021年1月27日)
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■ラジオ出演：⇒NHKジャーナル：スポーツ『コロナ禍のパラスポーツ』（NHKジャーナル／2020年1月30日放送)
