新たなステージへ!
<2021年10月まとめ>
※写真上:2021年11月21日、大分市で開催された「第40回大分国際車いすマラソン」で、競り合うスイスのマルセル・フグ選手(右)と鈴木朋樹選手
「世界で唯一の車いすだけのマラソン大会」、大分国際車いすマラソンが11月21日、大分市内のコースで行われました。昨年はコロナ禍により海外選手が参加できず、国内在住選手だけの代替大会「大分車いすマラソン2020」が行われたため、国際大会としては2年ぶり、そして、第40回記念大会として開かれました。
秋晴れのもと、一部が変更され新コースで行われた今大会は歴史に残るレースとなりました。男子(T34/53/54)は、東京パラリンピック金メダルのマルセル・フグ選手(スイス)が1時間17分47秒の世界新記録で優勝したのです。1999年に同じくスイスのハインツ・フライ選手がつくった、これまでの記録を2分27秒も更新する快走でした。
また、2位に入ったのは、東京パラ7位入賞の鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)で、序盤から世界記録ペースで走るフグ選手に食らいつきました。残り5㎞の橋の登りで離されましたが、粘りの走りで、1時間18分37秒をマーク。鈴木選手のタイムも従来の世界記録を越える好記録で、アジア新記録となりました。
男子の世界記録が更新されるのは22年ぶり、日本記録の更新も8年半ぶりのこと。超高速レース時代の幕開けです。フィニッシュ後、息を弾ませながら、フグ選手と鈴木選手が互いに肩を抱き、健闘をたたえ合う姿が印象的でした。
女子は東京パラ7位の喜納翼選手が(タイヤランド沖縄)が1時間40分13秒で優勝、2位には同5位のアメリカのタチアナ・マクファデン選手が入りました。
人数は少なかったものの、海外選手も参戦し、国際大会が復活したのはうれしく、勇気づけられます。また、他競技の国内大会でも、さまざまな対策を講じながら少しずつ有観客試合が戻ってきました。
コロナ禍を経て、新たなステージへ!
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<2021年10月度>
■寄稿:
⇒【パラスポーツ】「アフター2020」――パラスポーツの新章がスタート! (ノーボーダー/2021年10月11日付)
⇒【東京2020】オリパラ一体で、東京2020大会感謝イベントが開催。「今後も、パラスポーツに興味を!」(ノーボーダー/2021年10月18日付)
⇒【ブラインドサッカー】2年ぶりのブラインドサッカー日本選手権、10月31日に開幕へ(ノーボーダー/2021年10月25日付)
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■雑誌連載:
⇒『手をつなぐ』
<みんなで応援しよう!東京2020パラリンピック>
P45「file.17 ゴールは、未来へのスタートライン!(全国手をつなぐ育成会連合会/2021年10月1日発行)
⇒『月刊・石垣』<パラリンピックのチカラ>
P43「File.25 北京で最高の滑りを!~今の自分に成せることを追い求めて~スノーボード 岡本圭司選手(日本商工会議所/2021年10月10日発行)
「パラリンピックのチカラ」
連載バックナンバー
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■講演:⇒『パラスポーツのチカラ~東京2020パラリンピックを終えて』(専修大学/2021年10月13日)
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■シンポジウム:⇒横浜市・都市ボランティア「City Cast Yokohama感謝会」(横浜市/2021年10月16日)