スポーツあれこれ by 星野恭子

2021年12月16日の与論島の某海岸の様子。本来はサンゴ由来の真っ白な砂浜だが、10月中旬から、海底火山の噴火で発生した軽石が大量に漂着し、景観が一変。島民の日常生活にも、さまざまな支障を及ぼしている

広い視野と軽いフットワークで
<2021年12月まとめ>

※写真上:2021年12月16日の与論島の某海岸の様子。本来はサンゴ由来の真っ白な砂浜だが、10月中旬から、海底火山の噴火で発生した軽石が大量に漂着し、景観が一変。島民の日常生活にも、さまざまな支障を及ぼしている

2022年がスタートしました。

時間は誰にも平等に、たしかに動いています。遅れないように、一歩一歩、しっかり進んでいきたいです。

昨年行われた東京パラリンピックによって、パラスポーツの認識や人気は確実に高まったという手ごたえがあります。

そして、今年は北京冬季パラリンピックをはじめ、夏季競技でも2024年のパリパラリンピックにつながる世界選手権や秋にはアジア選手権なども予定されています。

東京パラで得た手ごたえを、より強く確かなものにできるよう、今年もまた、私なりに精いっぱい取りくんでいきたいと思います。

そのためにも好奇心旺盛に、視野はより幅広く、フットワーク軽く動きまわり、いろいろなヒトやモノと出あい、自分を成長させていきたいです。

昨年12月のことですが、新たな気づきや学びの機会がありました。日本財団ボランティアサポートセンター主催の「軽石除去ボランティア」の活動リポートの仕事で、初めて与論島に行ってきました。

火山活動による軽石漂着問題で困っている地域があると、ニュースでは耳にしていましたが、実際に目でみて体感でき、より身近な問題としてとらえられましたし、海に囲まれた日本に暮らしながら、初めて知ることもたくさんありました。

活動の様子や感じたことは、下記のリポートにまとめていますので、よかったら、お読みください。

▼与論島軽石除去ボランティア活動リポート

「軽石除去ボランティア in 与論島 ~キレイなビーチを取り戻そう!~」 で見えた軽石の現状とこれから(日本財団「ぼ活!」HP/2022年1月13日)

ボランティアは以前から、興味ある分野のひとつです。もともと私がパラスポーツと出会ったのも、視覚障害のあるランナーの伴走活動を始めたことがきっかけでもあり、今年はボランティアや支える人などにも、さらに注目していけたらと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年 1月

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<2021年12月度>
■寄稿:
⇒【パラリンピック】約1000日に迫った2024年パリ大会のメダル種目が発表。女性、重度障害選手の参加比率が増加(ノーボーダー/2021年12月6日付)

⇒【パラリンピック】山脇康氏がパラリンピック勲章受賞、マセソン美季氏がIPC理事に初当選!(ノーボーダー/2021年12月13日付)

⇒【ゴールボール】ゴールボール男女日本代表候補、パリ2024へ発進! 女子ベテランの浦田理恵は引退へ。「力出し切った」(ノーボーダー/2021年12月20日付)

⇒【トライアスロン】 妻となり母となり、競技を転向してパラリンピック出場。谷真海が明かす、招致活動からの8年間(スポルティーバ/2021年12月28日付)


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■雑誌連載:

『月刊・石垣: パラリンピックのチカラ』=P33「File.27: 勝負強さとパワーーー持ち味の異なるペアで世界に挑む! 和智浩・村松由里ペア」(日本商工会議所/2021年12月10日)

⇒「パラリンピックのチカラ」
連載バックナンバー


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■雑誌寄稿:
パラスポーツマガジンVol.10:(実業之日本社/2021年12月8日)

・P30-33: 谷真海選手ー東京パラリンピックはパラスポーツを通して社会を変えていくためのゴールでなく、通過点

・P38-39: パラリンピアンを支える「用具の病院」独オットーボック社の挑戦

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■トークショーMC:
パラスポーツを知って、好きになって、そして楽しんで!「増田明美の細かすぎるトークショー ~パラスポーツの未来を支えるのは、あなた~」(日本財団「ぼ活!」HP/2021年12月14日)

(kh)

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